バックアップ  

オフィスでのバックアップについて考える。
第二回
・バックアップの目的について考える
です。

調査によると、小規模企業の多くではバックアップを取る際に、
・コピー方法は手動でコピーする
・ファイルまたはフォルダ単位をバックアップ対象とする
・コピーは1世代だけとり、古い世代のコピーは上書きする
・ファイルのコピー先は同じPCの別ドライブ
という方法によってバックアップが取られてるそうです。

実際には千差万別ではありますが、周囲でバックアップソフトを利用している人の割合を考えると
実態に近いケースの様に思われます。

では、この方法はオフィスでのバックアップとして「問題の無いバックアップ」と言えるでしょうか?

今回はこのケースを通じて、オフィスでのバックアップの目的について考えていきます。

■バックアップの目的って何?
「問題の無いバックアップ」を考えるのであれば、ゴールの設定が必要です。
オフィスでのデータバックアップの目的(ゴール)とはなんでしょうか?

単純に考えると
・何らかの原因でデータが破損した際に備えて、データを復旧すること
と考えられます。

しかしこれをゴールにしてしまうと、バックアップの方法や対象を誤ってしまう可能性が高くなります。
なぜなら、「オフィスでの」バックアップにおいて「データを復旧すること」は手段だからです。

これがプライベートでのバックアップとオフィスでのバックアップの最大の違いになります。


■大切なのは、何故データを復旧する必要があるのか?です。■

データ破損によってもたらされる損害は
・データの持っている財産価値が失われる
ことだけでは無く
・システム再構築にコストがかかる
・データの再構築にコストがかかる
・システムとデータの再構築中は仕事が止まる
ということが挙げられます。

■今回の結論
これを目的としてまとめると、オフィスにおけるバックアップの目的は
「データにアクセス出来ないことによる、機会損失と復旧コストを最小限に抑えること」
と定義出来ます。

これらの目的から考えた場合、冒頭のケースに問題が見つかります。

まず、「データ破損」の想定範囲が狭いことが挙げられます。
データは正常にアクセス出来る場合のみ価値を持つものですから、
■■■データ破損とはデータに正常にアクセス出来ない状態全て■■■を指すと考えるべきです。

例えば、
しばしばデータ破損の原因ともなるOSやアプリケーションのソフトウェア的な損傷(正常に動作しなくなった状態)や、
データの保存されているディスクの破損
等が該当します。

ケースの問題点を整理すると以下の様になります。

■問題点1 システム上からファイルコピーによるバックアップ
ケースではデータを間違って消した場合には対応出来ますが、
・システム自体が起動しなくなった場合
・データを表示するためのアプリケーションが起動しなくなった場合
について対応出来ません。
通常、手動によるファイルコピーはシステム異常が起きた場合に復旧する手段にはならないからです。

■問題点2 手動コピーによる問題点

また、操作の確実性という観点から見た場合、手動によるバックアップは人為的なミスの原因になり、
バックアップの確実性を損ないます。
単純にコピー先を間違えてしまったり、コピー忘れによって最新であるはずのデータがずっと昔のものであったりすることが
容易に発生します。

■問題点3 上書きコピーによる問題点
上書きコピーによるバックアップの問題点は、上書きしたファイルの内容が正常でなかった場合、
そのバックアップの価値が完全になくなってしまうことです。
例えば、
・一昨日は正常なバックアップファイルを作成
 ↓
・昨日、異常なファイルを上書きコピーしたが気付かなかった
 ↓
・今日、データ元データが破損したため、バックアップから復旧しようとしたが異常なデータしか復旧出来なかった
と言うことが発生します。

問題点4 バックアップ作成先の問題
・多くの場合、オフィス用デスクトップPCやノートPCにはHDDは一つしか搭載されていないため、
同じPCのディスク上に保存した場合、ディスクの破損や、システム破損に伴うリカバリーの際にバックアップデータが失われることになります


■目的を達成するにはどのようなバックアップを取ることが必要か
では、どのようなバックアップであれば、目的を達成することが出来るでしょうか?

目的が「データにアクセス出来ないことによる、機会損失と復旧コストを最小限に抑えること」
ですから、
・システム損傷、ディスク損傷、データバックアップ時の状態を復元出来る
・保存したデータが間違っていた際に、世代を遡って復元出来る
・復元にかかるコストが最小限になる
という要件を満たし、かつ、
・バックアップにかかるコストが予想される損失より小さくなる
というコスト的な要件を満たしたものになります。

■次回>>バックアップの要素と仕組みについて考える
これを最小限満たすため方法は第一回の方法(リンクを張る)なのですが、
ではなぜこの方法であれば要件を満たせるかを
バックアップの仕組みと種類、必要な要素について考えることで


>>次回に続く



この記事では、オフィスで使用しているPCのバックアップについて考えていきます。

想定するオフィス

この記事で想定するオフィスとは 「情報システム専門の部署が存在しない小規模オフィス」 とします。

情報システム専門の部署が存在する環境であれば、実態に応じた最適な方法を専門部署に問い合わせるのがベストです。


結論

延々と書いて、結局どうすればよいかが分からなくなっても困りますので、 「情報システム専門の部署が無い程度の規模のオフィス」でのバックアップはどうすればいいか? の結論から書きます。


用意するもの

  • PC1台につき、2万円程度の予算
  • バックアップと復旧の練習用PC1台(バックアップ対象と同じOSなら古い中古でOK)
  • バックアップと復旧手順書作成用工数


バックアップ運用の流れ

  1. USB接続の外付けHDDを購入する(PCにつき1台)
    容量は2TBのものがバランスが良い(2011年5月現在)

  2. 自分にとって操作が簡単で使いやすいバックアップソフトを購入する   (外付けHDDにバックアップソフトが付属している場合で使いやすい場合はそれでOK)   使いやすさについては体験版をダウンロードして試す   「スケジュール機能」「イメージバックアップ機能または丸ごとバックアップ機能」を備えていることを確認する。
  3. 練習用PCでバックアップと復旧の練習を行う *復旧の練習の方が重要
  4. バックアップソフトの機能で1-2時間毎にバックアップを行う設定をする。 *バックアップ方法は「イメージバックアップ」と「差分バックアップ」を選択する
  5. 復旧手順を文書化し、マニュアルを読めばオフィスにいる誰でも復旧出来るようにする
  6. 実際にデータ破損が発生してしまったら、あわてずにマニュアル通り復旧する

外付けHDDを多重化する、 PCの数が多い場合は外付けHDDをNASにするなどしてコストを抑える等の改良点はありますが、 運用負荷とコストのバランスを考えた場合、上記がベターな形かと思います。


バックアップの重要性とその認識

発表されている様々なアンケートや調査結果によると
「過去に重要なデータを失った事がある」人は50-70%存在し、
それより多くの人がバックアップの必要性を考えているそうです。

どんな業種でもオフィスワークにはPCでの作業が必須になっていると言える現在、
バックアップに対する認識の高さは納得出来るものがあります。

ただ、「バックアップってどうとればいいのか?」と言う点においては、
まだ認識されていない重要な要素・事項が多くある様に思います。

Dドライブにマイドキュメントをコピーして安心してたら、ハードディスクが壊れてCとD両方使えなくなった

なんて言うのはよく聞く話ですし、

データをバックアップしていたのはいいけど、OSが起動しなくなってOSとアプリケーションの再インストールで丸一日無駄になった

と言うのもありがちな話です。
このケースは、バックアップの重要性を認識していたけれど、何をどうバックアップすることが必要なのかを理解していなかったケースです。


バックアップの要素

では、「何を」「どう」バックアップすれば、バックアップの本来の目的を達成できるでしょうか?

これから5回の記事に渡って、以下の要素について考えていきますのでお付き合い頂ければ幸いです。

  1. バックアップの目的
  2. バックアップの技術的要素
  3. バックアップメディアの選択
  4. バックアップソフトの選択
  5. バックアッププランを立てる

第二回に続く
ブロードバンドルーターや無線LANをはじめ、ネットワークを中心としたパソコン周辺機器メーカーの『コレガ』から出されている LAN接続ハードディスク『HDD BANK TERA』。今日はこちらをつかってバックアップを行ってみます。

対応している機種は、4Bayタイプの「CG-NSC4500GT」シリーズと2Bayタイプの「CG-NSC2100GT」シリーズです。

tera_type.pngどちらのタイプもバックアップの方法は全く同じです。下記は4Bayタイプの接続環境の様子になります。

NSC4500GT_Env_small.PNGではバックアップを始めましょう!
ジニーバックアップでは、バックアップを効率的に行うために各種オプションを提供しています。

自己復元ファイルの作成、ロールバック、プラグイン、ジョブマネージャなどの機能をご利用になれます。
オープン中のファイルやロックされているファイルをバックアップしようとすると、バックアップをスキップしたり、タイミングによってはデータの整合性が取れないことがあります。

この対策のためにWindowsでは、「ボリューム・シャドウ・コピー・サービス(Volume Shadow Copy Service、以下VSS)」という機能を提供しています。

GENIE BACKUPにおけるバックアップ方式には、4種類あります。それぞれのメリットとデメリットについて説明をします。

    ・完全バックアップ
    ・増分バックアップ
    ・差分バックアップ
    ・ミラーバックアップ

CD/DVDへバックアップする場合のポイントやトラブルシューティングの説明をします。
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